いってらっしゃい

2001年7月1日
日曜だというのに、彼は出張に出かけていった。いつもの出勤時間よりも早く。。

昨夜私は彼にメールを送っていた。

お土産は何がいい?と彼から聞かれていた私は、これといって何も思い浮かばなかった。
無事に早く帰ってくれたら、それでいいと。。ふと、一つ欲しいものが思いついて、メールに書いた。
『帰ってきたらいちばんにメールをください』と。。

夜中の3時くらいまで私とネットで話し、
朝の7時過ぎには成田エクスプレスからメールを送ってくれた。
でも。。。。
一つのメールに私は過剰反応してしまった。
『新婚さんらしいカップルがいる。ほほえましいな』

ああ、この人にとっての結婚はやはりいいものなのだ。

『結婚なんてどうしてしたいのかしら?』
返事は。。『みくちゃんだって結婚してるじゃない?』
『あなたの結婚と私の結婚は違うものね』
何で私は、遠くに出かけていくこの人にメールなんかで
突っかかってるのだろうと思いながら、どんどん修復不可能な
暗い気持ちになって行った。
『帰ってきたらメールするね』との彼のメールに、
『無理しなくていいです。優先順位もあるでしょうから』

そんなに幸せなら、それだけでいいじゃないの。欲張ってるだけじゃないの。
大事なものをしっかり守るべきだ。
ああもう、なんだかわからない。

しばらくして、携帯を見ると、彼からの留守電が入っていた。
いつもより少し低めの声だった。あの人には、私と付き合うより
もっと違う選択があるんじゃないか。。。


午後から下の子といっしょに買い物に出た。明日は、この子の誕生日なので、
一日早くプレゼントを買って欲しいとせがまれて。。暑かったが、
家から離れてる間が嬉しい。
交差点まできたとき、一人の若い男の子に話し掛けられた。
『この辺にマクドナルドかなんかないですか?』言葉づかいは丁寧。
答えようと顔を見るとビックリ。。坊主狩りに、傷跡だらけの顔。。
おまけに眉間に根性焼のあと。。できるだけ明るい声で、
『ファストフードがいいの?』『あ、座れる所がいいんです』
『じゃ、まっすぐ行くとあるよ』
『ありがとうございました』と、歩き出した男の子。
後ろから見ると、足を痛そうに引きずっている。
いったいどこから来たの〜〜?
ま。。。まさか。。。だ。。。脱走???
などと、想像が頭を駆け巡る。バッグを持つ手に力がはいる。。
と、男の子は近くの食堂に入ろうとしながら、私に頭を下げた。

ペットショップやおもちゃ売り場で気分転換。
子供とマクドナルドで休憩を取る。近くで小さい子の泣き声。
いくらたっても泣き止みそうもない。うちのこも気にしている。みてみると、
どうやら迷子のよう。
ここにおいて、お母さんはお買い物にいってしまったのか。。
少し待って、私はその子を抱き上げて、インフォメーションに連れて行った。
もう、泣き疲れたのか私の肩にもたれて、今にも眠ってしまいそう。
インフォメーションのお姉さんに頼んで、お母さんを呼んでもらおうね。。といって、
うちの子供の所に戻った。

『ママ、今日、忙しいね』
『ほんまやね〜』

そうそう、私はよく道を聞かれる。なぜだか、ほんっとによく聞かれる。
しかし、私は方向音痴である。自信満々で、『あっちです〜〜 』と、答える。
いやほんとに、間違ってないと本人は思っているので、聞いた方も
助かった〜〜という面持ちで私の指差した方に行かれる。
でも、それを誰かに言うと、『それって、まったく違うやん〜〜』とか、
『そっちに行ったら遠回りやで〜〜』とか、あきれられる。

根性焼の少年より、平気で間違った道を教える私の方が怪しいかもしれない。(汗)


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